人間失格の内容
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人間失格の内容について説明します。
人間失格と聞いて、太宰治と答える人とドラマの人間失格と答える人に分かれると思います。
ドラマ「人間失格」は名門私立中学校を舞台に、いじめ・体罰・同性愛・自殺・身内の復讐を描いた、道徳的にタブーを題材にした話題作です。
ドラマでのタイトルである「人間失格」は放送直後から、一部の抗議があったため、第2回放送より「人間・失格 〜たとえばぼくが死んだら」と一部修正しました。
放送から男子中学生がイジメの詳細内容を記載した遺書を残し自殺する事件が発生、さらにこのドラマが注目を浴びることになりました。
このドラマは小説、人間失格とは内容が異なりますが、人間の陰湿な部分や苦悩、劣等感、揺れ動く心理模様をリアルに表現されており、小説「人間失格」の現代版として見られた方も多くいているそうです。
小説「人間失格」は1948年に雑誌「展望」に全三話の連載小説として発表されており、連載最終回、掲載直前の6月13日に太宰治は自殺してしまいました。
その為、遺書として意味が込められた小説として紹介されていますが、最後の作品ではなく、最終作品は「グッド・バイ」を書いていました。
遺書として紹介されてしまう背景に私小説形式になっており、自伝的な小説であるともみなされていますが、太宰治の死によりその真相については不明になっています。
新潮文庫だけでも累計600万部を発行しており、夏目漱石の「こころ」と何十年に渡って累計部数を競っていますが、現在ではやや「こころ」の方が多いといわれています。
最近では「ヒカルの碁」や「DEATH NOTE」などの漫画家、小畑健氏が表紙を担当し、中高生を中心に話題を集めています。
発売から1ヶ月半で約75、000部という古典文学としてはきわめて異例の発売部数となっています。
人間失格の内容を簡単に紹介していきます。
他人の前では本当の自分をさらけ出すことが出来ない男の人生を幼少期から青年期までを、その男の視点で書かれています。
「自分は人とは違う感覚を持っており、それに対して混乱発狂しそうになる・・・」欺きあう人間達に対する難解さの果てに孤独を選んでいく。
「恥の多い生涯を送ってきました」の台詞は有名です。
読み進めるほどに人の弱さ、はかなさ、苦悩する様を切実に記載している大作です。